衝撃的な事実! 世界中で水道水が安全に飲める国は、なんとたったの9カ国と言われています。
日本もその9カ国の一つですが、近年は水質汚染や水不足などの問題が深刻化しており、将来、水道水が飲めなくなる可能性も指摘されています。
なぜ日本は水資源が豊かな国なのに、水質汚染や水不足が問題になっているのか?
将来、日本はどうすれば安全な水道水を確保できるのか?
- 海外で水道水が飲める国が知りたい
- 海外で水道水が飲めない理由が知りたい
- 海外での安全な水について知りたい
水道水が飲める国は意外に少ないんです
海外で水道水が飲める国は9カ国
海外で水道水が確実に飲める国は9カ国です。
国土交通省が発表した令和元年度のデータによると、水道水がそのまま飲める国は以下の9カ国です。
- 日本
- 南アフリカ共和国
- アイスランド
- アイルランド
- スロベニア
- ドイツ
- フィンランド
- シンガポール
- ニュージーランド
この9カ国以外の旅行では飲まない方がいいのね!
この9カ国に加えて、オーストラリアのキャンベルなどの都市部や、スウェーデンのストックホルムなど、一部地域では水道水が安全とされています。
これらの国は、水源の保護や水処理技術の高度化などにより、水道水が安全に飲める基準を満たしています。
海外で水道水が飲めない理由
海外で水道水が飲めない理由は、主に以下の3つです。
1. 水源の問題
- 水不足:雨量が少なく、十分な水源を確保できない地域では、水道水に汚染水が混入してしまう可能性があります。
- 水質汚染:河川や湖などの水源が、工業排水や生活排水によって汚染されている場合があります。
2. 水処理設備の問題
- 設備の老朽化:浄水設備が古く、十分な浄水能力が備わっていない場合があります。
- 資金不足:浄水設備の建設・維持管理に十分な資金が投入されていない場合があります。
3. インフラの問題
- 配管の整備:水道管が老朽化していたり、漏水があったりして、汚染水が混入してしまう可能性があります。
- 管理体制:水道水の管理体制が整っていない場合、安全性が保障されない可能性があります。
これらの理由により、海外では水道水が飲めない場合が多いのです。
また、以下の対策をすることで、より安全に水道水を飲むことができます。
- ホテルやレストランなど、信頼できる場所の水道水を使う
- 水道水を沸騰させてから飲む
- 浄水器や携帯用浄水ボトルを使用する
これらの対策をすることで、海外旅行中に水道水を飲むリスクを減らすことができます。
日本は世界的にも水が豊かな国です
その理由は、以下の3つです。
1. 年降水量が多い
日本の年降水量は世界平均の約2倍です。これは、偏西風の影響を受けにくく、モンスーンの影響を受けやすい地形によるものです。
2. 森林率が高い
日本の森林率は約70%と、世界でも高い水準です。森林は雨水を蓄える役割を果たし、水資源の涵養に役立っています。
3. 水資源の管理が行き届いている
日本では、水源の保護や水処理技術の高度化など、水資源の管理が行き届いています。これらの理由により、日本は世界の中でも水資源に恵まれた国と言えます。
ただし、近年は人口増加や気候変動の影響により、水資源の確保が課題となっています。今後も、水資源を大切に守り、持続可能な形で利用していくことが重要です。
水質を守るために私たちが気をつけることやできること
水質を守るために、私たち一人ひとりができることはたくさんあります。
日常生活での取り組み
- 節水
- シャワーの時間を短くする
- 洗濯物をまとめて洗う
- 食器洗い機を使う
- 歯磨きや洗顔の際はコップに水を溜めて使う
- 洗剤の使用量を減らす
- 洗剤は適量を使用する
- 生分解性の高い洗剤を選ぶ
- 油や食べ残しを排水に流さない
- 油はキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う
- 食べ残しは生ごみとして出す
- トイレの節水
- 大小レバーを使い分ける
- 節水型トイレに交換する
地域での取り組み
- 河川や海岸の清掃活動に参加する
- 環境問題に関するイベントや講演会に参加する
- 環境問題に取り組む企業や団体を支援する
行政への働きかけ
- 水質汚染に関する問題点を議会や行政に訴える
- 水質保全に関する条例の制定や強化を求める
その他
- 水質に関する知識を身につける
- 水質問題に関心を持つ
- 周囲の人にも水質問題について呼びかける
これらの取り組みを通じて、水質を守ることに貢献することができます。
未来の子供に綺麗な水を残しましょう!!
海外で水道水を使う場合の注意点
海外旅行中に水道水を安全に使うためには、以下の点に注意する必要があります。
1. 水道水の安全性に関する情報収集
- 外務省海外安全ホームページなどで、渡航先国の水道水の安全性に関する情報を確認しましょう。
- ホテルやレストランなど、信頼できる場所に水道水の安全性を確認しましょう。
2. 水道水を飲む場合の対策
- 水道水を沸騰させてから飲む。
- 浄水器や携帯用浄水ボトルを使用する。
- 水道水を飲む場合は、自己責任となることを理解する。
3. 水道水を使う場合の対策
- 歯磨きやうがいをする場合は、ミネラルウォーターを使用する。
- シャワーを浴びる際は、口に水が入らないように注意する。
- 調理には、ミネラルウォーターを使用する。
- 生野菜や果物は、水道水で洗わずに食べる。
4. その他
まとめ
以上が、世界の水道水に関する情報のまとめです。海外に行く際には、その地域の水が飲料水として適しているかどうかを事前に調べておき、必要ならミネラルウォーターを用意するようにしましょう。また、飲食店での食事や、歯磨きの際にも注意が必要です。水道水が飲める国でも、その水の硬度や味が日本と異なる場合があるため、旅行先でお腹を壊さないように、常に注意しながら行動しましょう。